2023年もあっと言う間に残り数日でドン引き、な今日この頃。
これまでにも、いくつか感想記事を上げてきましたが、それ以外にもいろいろ観ました。
自分的今年1番の収穫は、「ブルーロック」。
万年運動音痴のスポーツド素人が、まさか高校生のサッカー漫画に、本誌追うほどはまるだなんて、1年前の自分が聞いたら目玉落とすでしょうね。いやほんと、人生ってわかんないっす。
そして、人生初の2次元推しまで爆誕してしまうという。いやぁ、大人になってからのがっつりヲタ活、あれもこれも買えてしまうので怖いです。楽しいです。
この作品に関しては、まだ語れるほど言がまとまっていなくて、現状とにかく楽しくてたまらないところなので、また追々、語れればなと思っています。
そして推しくんへ。とりあえず、もうとりあえずでいいから、いい加減年齢・身長・誕生日を教えてください。
そしてここからは、記事にはしていなかったけれど、今年視聴した作品の感想を少しずつ。(※観たものすべてではないです)
アニメもドラマも、ごちゃ混ぜです。
少しとは言いつつ、やはりどうしても語りすぎてしまう、生粋のオタク体質なので、1つ1つが長いです。ご容赦あれ。
では。
※順番はめっちゃテキトーなので、特に意味はないです。
※それぞれ、核心的な言及は避けますが、序盤のネタバレや物語の展開といった部分には、ある程度抵触してしまう可能性があります。お気を付けて。
ウェンズデー
ほぼこのためにネトフリ入ったと言ってもいい。
面白かった~~!
友情あり、青春あり、推理あり、ファンタジーあり。犯人捜しが主軸だけれど、あまり深く考えずに楽しめる、良質なエンターテイメントの鑑みたいな作品だった。
何回転がるんだよってくらい、真実予想がコロコロ変わるけれど、そこに全く躊躇のないウエンズデーのおかげでノーストレス。
アダムスファミリーはふわっと知ってるだけで、ちゃんと本編を観たことは1度もないんだけれど、それでも十分楽しめた。グロいわけでも、ホラーでもないので、文字通り、誰でも気軽に楽しめる作品だと思う。
終始不憫なハンド、可愛い。うちにも来てほしい。
基本的に海外作品は字幕派だけれど、こればっかりは吹き替えで観ました。
ゼイヴィア(吹き替え: 熊谷健太郎)
これです。いっそ、これが聴きたくて作品観たかったまである。
いや、最高でした。全人類、1回は日本語吹き替えで観てくれ。
そして、我らが熊谷健太郎氏は、やっぱり吹き替え合うって立証されましたので、ばんばん吹き替えやってください。野望はでっかく、来い、ディズニープリンス。
(でも最近のディズニーは変な方向に舵切っちゃったから、もう「ディズニープリンス」なんて生き物は生まれないかもね…ハハ…)
BEASTARS
このためにネトフリ入った、その2。
動物化することによって、リアル人間社会よりは、いくらかマイルドになってはいるけれど、「ズートピア」の5倍くらい人間臭い。(「ズートピア」も大好き)
動物だから、人間よりずっと「本能」に縛られていて、意思とは無関係な衝動に苦しめられているけれど、人間はこれを隠す能力が動物より長けているというだけで、本質的には大差ないんだろうなと思った。
「食殺」は、人間的にはかなりファンタジーだけれど、それ以外の部分が割と生々しい描写多かったので、人は選ぶだろうなぁ。
自分も、(物語はもちろん面白かったんだけれど)ハルちゃんとルイ先輩が、キャラクターとしてちょっと苦手。
とは言え、3DCGのアニメーションはさすがだったし、何より、レゴシ(CV: 小林親弘さん)が素晴らしかったので大満足。終始レゴシが可愛い。
来年の最終シーズン、めちゃくちゃ楽しみです。
吸血鬼すぐ死ぬ(2期)
いつぶりだかに毎週リアタイで追っかけた作品だったので、2期うれしかった〜!
とにかく、CV: 古川慎の全力脳筋血管ブチ切れツッコミが毎週聞ける環境に、ありがとうでした。謎語彙の完全再現、さすがです。
あとは、吸血鬼野球拳大好き(CV: 千葉繁)がめっちゃ出張ってて良かった。マスター娘ちゃんとのお留守番回、大好き。しかもあんなに顔が良いとは。
個人的に2期は、本格的にメビヤツに心を奪われてしまい、自分が無類の単眼好き(人外だと尚良い)だという気付きを得た、素晴らしいシーズンでした。
全方位、単眼キャラもっとください。人外だと尚良いです。
君のことが大大大大大好きな100人の彼女
普段、ラブコメ、特にハーレムものには一切興味がないのですが、「ラブコメ界のボーボボ」と聞いて、大喜びで飛びついた。(小学生時代にボーボボで脳破壊された世代)
いやぁ、ボーボボだった。
1話からがっつり心臓鷲掴みにされてしまい、まんまとハマりました。面白すぎた。
自分の苦手であるハーレムもの他作品と比べて、何が良いって、とにかく主人公に全く不快感がなかった。
何よりもエエ子やなぁと思ったのが、運命云々の話を、彼女たちにはしないということ。「他の子がしんじゃうから、しょうがない」ではなく、「誰もしなせないためには、全員愛すればいいんだ!」というイカレポジティブ道を大真面目に邁進する恋太郎に、ただただ好感度が上がりっぱなしだった。
彼女たちもみーんないい子で、みーんな大好きなんだけれど、
敢えて選ぶなら、くすり先輩がたまらんです。ちっこいのとお姉さんとを同時接種できるの、どう考えてもずるいし好き。あと普通に可愛い。
2期決定おめでとうございます!めっちゃ楽しみ!
さて。
ここからは、ある程度は観たけれどはまらなかった、「?」と思いながら頑張って観たけど「?」で終わってしまった作品。
当然ながら、マイナス意見が多くなりますので、お気を付けください。
(「そんなら、わざわざ書かんでもええやろ」と思われてしまうかもしれませんが、「何がダメだったのか」「どこが合わなかったのか」をきちんと追及して言葉にすることで、すっきりしたいんです。
同意は求めませんし、アウトプットが苦手な自分の、言語化の練習みたいなモンなので、「ふーん」くらいの気持ちで流し見してください)
SPY×FAMILY
1期前半はそれなりに楽しんで完走したのだけれど、後半の序盤で、「もしかしてこれ、思ってたんと違う…?」と気付き、そこで視聴が止まった。(犬出てくる辺り)
ベースの設定は面白い。んだけれど、って感じ。
どう見ても、冷戦下の東西ドイツをモデルにしているのだろうけれど、それにしては状況が軽すぎるのが、個人的には「思ってたんと違う」だった。戦時下だってことはわかっているんだけれど、思ったより安穏としているなぁと。
ただまあ、これに関しては、自分が気にしすぎな部分も大いにある。この国が共産主義とも限らないしね。
いちばんは、どうしてもヨルさんがわからない。好き嫌いじゃなくて、わからない。
割りとおっとりした善い人なのは伝わってくるのだけれど、そんな善い人の、「殺し屋」というあまりにも業の深すぎる稼業への態度が軽すぎるのがわからない。
「お仕事を続けるためにも、偽家族頑張ろう!」って健気だけれど、その“お仕事”って人殺しですよね…?善悪の判断はちゃんとついているっぽいのに、何でそこまで人殺しに前向きなのかがあまりにも腑に落ちない。
「実は本意ではない」って描写もないし、「実はサイコ」って香りがするわけでもないし、どう見ても「めっちゃ純粋な気持ちでお仕事=人殺しを頑張っている」にしか見えないので、すっごいもやもやする。
まあ2期以降で、深堀りがあったのかもしれませんが…。その“深い”部分に、この段階でそれほど興味も惹かれなかったので、観てないです。
あ、でもロイドマン回と弟訪問回は面白かったです。あと、藤原夏海さんの少年声がものっそい大好きなので、ダミアンどえらい良いです。
憂国のモリアーティ(※ボロクソ注意)
最近観た中で、個人的にいちばん酷かった作品。ただ、あまりそういうご意見は見かけないので、自分の見方が変なのかもしれない。
どうにか途中まで観たけれど、もやもやしすぎて何も頭に入ってこなくなったのでギブ。
あまりにもツッコミどころが多すぎて、これだけで1つの記事にしてやろうかと思ったのだけれど、ちゃんと書くためにちゃんと見直そうと思ったら、ネトフリでの配信が終了していました。
うろ覚えであれこれ言うのも失礼なので、確実に憶えている部分にだけ、軽い言及で留めておきます。
・「モリアーティ」「ホームズ」である必要性がほぼない。特にモリアーティ、3分割した意味もわからん。
・「クライムコンサルタント」とかいう、すぐに足がつきそうな肩書を、わざわざ自分から名乗るメリットは何?あと普通にダサい。
・ヒントや手がかりが、毎度絶妙に都合がいい。ので、ウィリアムとホームズの天才性も浅い。
・初対面ホームズの「職業当て」が、半分エスパー。
・変装が「変身」レベル。あの時代にそんな精巧なカツラあったのかな…。
・依頼人たちの「復讐=殺人」への認識が甘い。もし、その後の依頼人たちの後悔や罪の意識も含めて、モリアーティの作戦なら、単純に描写不足。
・貴族を恨んでいる割に、初対面のお貴族様(ウィリアム)をあっさり頼る依頼人たち。
・ウィリアムは「ウィル」か(庶民的だけれど)「ビル」だろ。「リアム」で区切るネイティブなんかマジでいるのか?あと普通にダサい。
・モーリスの、再発しない「身体弱いのが治った」。あの時代の医療技術で?改造手術でもしたのか?
・ジェームズに「癖」を感じない。ので、人間性に興味を惹かれない。
・2兄弟の、モリアーティ家での扱いが言うほど酷くない。
・むしろ、よその女にエエカッコしたい旦那の勝手で、突然貧民の孤児2人もの“母親”にさせられた奥様がかわいそう。弟は確かにクソガキだけれど、あの時代じゃザラにいそうな程度なので、言うほどでもない。
・「孤児として辛い目に遭ってきた」がわかりづらい。傷だらけの身体とか、ガリガリの肋とか見せろ。言う割には、身体も精神も綺麗すぎる。
・大部分の悪党たちが全方位馬鹿すぎて、悪役としての魅力に欠ける。馬鹿なだけ。
・“階級社会の闇”をネタにしたいのはわかるけれど、浅い。
・突然の「Catch me if you can」がダサすぎてびっくりする。それまで日本語で会話していた英語ネイティブ同士なのに、何で急に英語?別に日本語でいいじゃん。あと、発音に関して(英語が上手いとか下手とかいう単純な話ではなく)もツッコみたいんだけれど、長くなるのでもういいや。
軽く、でもこのくらい出る。それくらいには酷かった。
「原作ではそこ補足あるよ」とかあるのかもしれないけれど、これはあくまで“アニメの”感想なので、原作がどうあれ上記の感想は変わらないと思う。あと、途中で切り上げちゃったので、後半のことは知らん。
個人的に、この時代の英国を大学でがっつり専攻して学んでいて、設定だけでも飛びつくほど好きな舞台背景なので、全体的に浅すぎてがっかりだった。
それこそ、『黒執事』というかなり良質な前例があるだけに、期待しすぎたな〜って感じ。
なんとなーくこの時代の雰囲気とか好きで、階級制度とか、タイタニック的な豪華客船とか、切り裂きジャックとか、オタクの好きな要素を詰めただけの浅い話だったなという感想。
推しの子
1話は結構引き込まれた。90分にはびっくりしたけれど、確かにあそこまでやらないと1話で視聴者取り込めないよなと思えたので、妥当な構成だったと思う。
ドラマ撮影回辺りで、思ってた方向性とちょっとちがうのかもな〜と感じて、視聴が止まってしまった。
これは単純に、自分の好みじゃなかったというだけ。もっとサスペンスとか謎解き系の物語だと思っていたので。
元々個人的に、「芸能界の裏話」的な話にこれっぽっちも興味がないので、「あ〜それならいいかな」と。
あとは、(ちょいちょい言われているけれど)アクアが、確かにかっこいいし頭良いしすごいんだけれど、あのすました感じが、実年齢でもちょっとイタいのに、中身30代男性だってのがなかなか香ばしい点。
うん、別に嫌いってわけじゃないんだけれども。ちょーっとゾワッとはするよね。
いきなり“天才的な演技”しちゃうってのもね、何か、「あぁ〜なるほどね」とは思いました。いや、創作物だからいいんだけれど。
そんなわけで、わたくしの2023年でした。(※あと、呪術アニメの残りの感想だけは年内に上げたい…!)
何だかんだ言いつつも、楽しい時間を過ごさせていただいて、クリエイターの皆様方には本当に感謝しきりですし、尊敬しかありません。
今のところ、今後楽しみなのは、
アニメ「黒執事 寄宿学校編」
映画「ブルーロック エピソード凪」
宝塚花組「アルカンシェル」(れいまど退団…泣く自信しかない)
「涙の女王」(結局放送は来年でいいんだよね…?)
この辺かな〜。
「ブルーロック」2期も、来年中にはありますよね。原作中でいちばん好きな試合が描かれると思うので、めっちゃくちゃ楽しみです。(だが推しはまだ出ないという悲しみ)
来年も楽しみだなー!